富山県第一の景勝 雨晴海岸(あまはらしかいがん)
富山湾は2014年、フランスに本部がある「世界で最も美しい湾クラブ」への加盟が認められた。その理由は、海越しの雪をいただいた3000m級の立山・剣岳連峰の眺めだ。雨晴海岸の岩の眺めはその中でもトップクラスである(写真10)。雨晴らしという地名の由来は、義経・弁慶が東北の平泉・中尊寺を目指して落ちて行く際にこの海岸の岩陰で雨が晴れるのを待ったという伝説によっている。又、越中の国守として赴任した大伴家持が詠んだ
“馬並めていざ打ち行かな渋谿の清き磯廻に寄する波見に(万葉集第17巻3954)“
の場所としても名高い。因みに、渋谿(しぶたに)はこの場所の地名である。
四国
私は、北海道と同じようにJR四国の路線も全線踏破した。モダンなJR高松駅には名物の讃岐うどんの店がある(写真11)。四国一の景勝地は、四国山脈を突き抜ける途中で通過する大歩危小歩危の渓谷である(写真12)。