この祭りが"奇祭"と言われる所以は、東近江市能登川町の伊庭(いば)地区で安土山の隣にある 繖山(きぬがさやま、観音寺山ともいう、標高433m)の山腹にある繖峰三神社から 麓の大鳥居まで500mの道のりを1基4000kgもある神輿3基を引き下ろす荒々しさにあります。 登山道の坂道は神輿がなくても降りることが難しい断崖絶壁の難所でもあり ①屏風岩 ②台かけ ③二本松 これらの難所の神輿さばきは手に汗握る危険な見せ場となり ひやひやする所を進んで行くところにあります。 そんなところを氏子の若衆の勇壮な掛け声とともに神輿を引きずり降ろします。見守る見物客も ④坂ノ下に到着する時には手に汗をした事の安堵の気持ちと無事に祭典を終えた高揚感がよみがえってくるスリル満点の祭りです。
伊庭上空60mから 繖山(433m)の全景 (矢印が繖峰三神社) |
伊庭地区の地図(国土地理院より) |
祭当日のタイム スケジュール |
難所二本松の上から下を見下ろした断崖絶壁 (最大斜度60度 高低差10mを神輿が滑り降りる) |