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平成25年2月14日、堀場雅夫 株式会社堀場製作所最高顧問・京都まなびの街生き方探究館名誉館長から生田義久 京都市教育長に iPad mini が5台寄贈されました。
「京都モノづくりの殿堂・工房学習」を支援する「
平成25年1月26日・27日の2日間にわたり、東京都江東区の新木場タワーで、「全国中学生創造ものづくり教育フェア 木工チャレンジコンテスト」が開催され、京都市からは、京都市大会・近畿ブロック大会を経て選考された京都市立樫原中学校の生徒1名が参加。全国から選考された15名の参加者と共に、木製棚を製作しました。生徒は、夏休みから続けてきた練習の成果を発揮し、のこぎり引き・かんながけ・釘うちなど慎重に行い、美しく作品を仕上げていましたが、残念ながら入賞は逃しました。しかし、全国の高いレベルに触れ、モノづくりへの自信がついたようで、今後の活躍が期待できるものとなりました。
また、2月3日、京都市伏見区の京都市立伏見工業高等学校で、「ロボカップジュニア・京都ノード」が開催されました。本大会は、赤外線を発光するボールを自動で追いかけ、相手をすり抜けゴールするプログラムを入力した自律型サッカーロボット各2台で得点を競う競技で、今回、初めて、「京少年モノづくり倶楽部」の部員4名が参加しました。小学6年生・中学1・2・3年生と異なる学年が揃ったメンバーでしたが、試合毎に修正点を話し合い、プログラムを改善し、試合を追うごとに強いロボットに仕上がっていました。試合は、リーグ戦では2位の成績で、決勝トーナメントに進んだものの、相手のパワーに押され、1回戦で敗退。子どもたちは悔しさを感じながらも、他の試合を見学し、来年度以降の大会に向けた反省を行っていました。
京少年モノづくり倶楽部の中上級コースは、今年度、スキルアップ・チームワークを重視した取組を展開。育む会としても、継続した取組ができるよう、今後も子どもたちの活躍を見守っていきます。
平成24年12月15日、京都まなびの街生き方探究館で、「ドキドキセンサー」の製作講座が開催されました。これは、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)関西支部の協力の取組で、様々な電子機器企業等の社員の方々の支援のもとで実施。応募総数119名の中から選ばれた18名が参加しました。
当日は、支援者として、電気機器企業の社員の方々に交じって、
普段は、殿堂・工房学習で、簡単なモノづくりを支援しているモノレンジャーも、今回は少し高度な作業をお手伝い。今後、さらに高度なモノづくり等についても、これまでの知識と経験を生かして積極的に支援していくこととしています。
平成24年11月17日、東京都目黒区の東京工業大学大岡山キャンパスで、「全国少年少女チャレンジ創造コンテスト」全国大会が開催されました。京都からは、
また、12月8日、堺市の自転車博物館サイクルセンターで、「こんな自転車欲しかってん!コンテスト」の表彰式が開催され、見事、京少年モノづくり倶楽部の部員3名が表彰されました。このコンテストは、同博物館が、毎年開催しているもので、今年で5回目。モノづくり倶楽部からは、夏に開催された「目指せ!自転車マイスター」講座の一環として、応募していました。当日は、他の講座があり、表彰式には参加できなかったものの、アイデアのつまった作品は多くの来館者の注目を集めていました。
今年度の倶楽部の取組は、市内だけにとどまらず、全国規模に拡大。育む会としても、子どもたちがさらに大きな舞台で活躍できるよう、様々な支援をしていくこととしています。
平成24年9月2日、京都市立北野中学校で、「木工チャレンジコンテスト」京都市大会が開催されました。本大会は、板材による製品の設計・製作を通じて知識や技能の向上を図り、大会を通じて中学生の交流の場とすることが目的で、市中学校技術・家庭科研究会が支援。出場選手は中学2年生3名とさびしかったものの、どの選手も事前に学校で技術の先生等の指導の下、熱心に練習をしてきたこともあり、手際よく、板材を切って、かんなで切断面を揃え、釘とボンドで個性あふれる木製の整理箱を製作していました。
生徒は午前・午後の4時間45分かけて、それぞれの作品を製作。材料の寸法が、当初提示した長さよりも1センチ短いトラブルもものともせず、最後まで集中力を途切らせることなく、技術の先生や審査員等の助言等も受けながら、最後までやり遂げました。
優勝者は樫原中学校の生徒。今後は、京都市代表として近畿ブロックに推薦し、全国大会出場をめざすこととなります。育む会では、中学生の“モノづくり”スキルの向上とモノづくり意欲の増進に向けて、同大会と優勝者の生徒をバックアップ。全国大会出場、また上位入賞に向けて、様々な支援を展開していく予定です。
モノづくりが好きな子どもたちを対象に実施されている「
中でも、年間を通じて様々なモノづくりを行う、同倶楽部の入門コースでは、全6回にわたり「自転車」をテーマに、工場見学から始まり、ブレーキ・ハンドル・ペダル・チェーン等の分解・調整の他、パンク修理等、自転車組合やサイクリング協会等、専門家の支援の下、工具をうまく使いこなし、プロ顔負けの整備を行っていました。また、最終日には、京都府・京都府警察による、京都府自転車安全利用推進員講習も実施。子どもたちは自転車のスキルと合わせてルール・マナーについてもしっかりと学びました。
さらに、単発型の事業では、モノづくり学習支援員「
夏休み期間中に実施された、同倶楽部の単発型講座は全部で12。企業やNPO団体、工業高校等の支援により、300名を超える子どもと保護者が様々な事業に参加されました。この盛り上がりつつある、子どもたちのモノづくりへの意欲を将来につなげるため、育む会では、産学公・市民ぐるみのネットワークの構築に向けて、様々な支援を展開していきます。
恒例となった夏期期間中の「京都モノづくりの殿堂」の一般公開が、7月17日~8月24日の約1ヵ月半にわたり開催されました。今回は、家庭での電力消費量の削減に向けて取り組まれたクールスポットの施設として位置づけられ、2週間程度延長して実施。地下にあるモノづくり工房での各種体験講座後の見学や、広報誌などを見て興味を持った方など、480名が訪れました。
中でも、熱心な来館者は約2時間、各ブースの展示やビデオなどを、一つ一つじっくりと鑑賞。併設していた、創業者の歩んだ道を紹介した漫画にもじっくりと目を通され、京都のモノづくりの企業の奥深さに感銘を受けられた様子でした。また、モノづくり学習支援員「
京都モノづくりの殿堂の一般公開は、秋にも再び実施。京都の新たな観光スポットとしても、注目されています。
小・中学生を対象に様々なモノづくりを体験する「
また、今年度は、新たに倶楽部の上中級コースを創設。昨年度参加の倶楽部員9名を対象に、ロボット制御や放置自転車のレストア等、さらに高度なモノづくり作業に挑戦することとしました。
今年度、育む会では、京都モノづくりの殿堂・工房学習を支援するとともに、同倶楽部の活動についても、積極的に支援。全国大会・世界大会を目指した活動など、モノづくりが大好きな子どもたちの可能性を追求し、将来のキャリア育成に向けた先の長い取組についても、支援していきます。
平成24年5月30日、「京都ロータリークラブ」例会で、京都を代表する様々な業種の経営者・役員等、約150名の出席の下、京都まなびの街生き方探究館の施設概要と京都モノづくりの殿堂・工房学習をはじめとする体験学習の説明が行われました。
例会では、冒頭、生田義久 京都市教育長から、京都市が進める教育改革として、「学校だけでは子どもたちの課題を解決できない。京都の強みである地域力、人間力、文化力を生かして、地域ぐるみ、市民ぐるみの教育こそが必要」と述べられました。その後、永田和弘京都まなびの街生き方探究館事務局長から、「探究館の様々な体験活動は、産学公・市民ぐるみのユニークな運営で、多数のボランティアの皆様にも御支援いただいている。本日お集まりの皆様にも、是非とも、モノづくり都市・京都の将来を支える子どもたちのために、育む会への御参画をお願いしたい」と育む会設立の趣旨と学習支援の必要性についても、説明いただきました。
最後に、堀場雅夫 株式会社堀場製作所最高顧問・京都まなびの街生き方探究館名誉館長からは、「本日の話を聞いて関心を持った人は、一日探究館を訪問してほしい。そして、子どもたちの変化に感動したら物質両面の御支援をお願いしたい」と、京都ロータリークラブ役員の立場から、参加者に育む会への御支援をお願いしていただきました。
今後も育む会では、慈善団体や有識者の集う場等に出席。未来の財産である子どもたちのための活動に対する賛同と支援をお願いしていきます。
平成24年5月16日、京都まなびの街生き方探究館で、平成24年度「京都モノづくりの殿堂・工房学習」の第1回目となる学習が行われました。当日は、桂川小学校(西京区)の小学4年生の児童145名が出席。事前のオリエンテーションで子どもたちへの接し方を学んだ9名の
平成24年度は、今回の学習を皮切りに昨年度(68校、4,327名)の1.5倍となる99校、6,299名が参加。育む会の支援活動が、教育現場で評価される一方、材料費やモノレンジャー活動費等のさらなる支援が必要となってきています。
育む会では、子どもたちのモノづくり学習の環境充実に向けて、引き続き、多くの皆様に本学習の意義を伝え、支援者・賛同者を増やすとともに、産学公・市民ぐるみの連携で、未来の宝である子どもたちを育み、モノづくり都市・京都の再生を目指していきます。