<IT画文集私の醍醐味> 安居 茂夫 1/4

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79歳の挑戦
北海道温泉ドライブツアー
前編

 1)はじめに
 以前から北海道のドライブ旅行をしたいとの思いがあった、新しくハリアーに乗り換えた時 秋の北海道道のドライブを夢みた。しかし長い休暇を取る事も出来ず夢となってしまった。若い頃の北海道の重なる出来事に、、、日本分析化学会の秋季大会が北海道工業大学において開催された学会があった。 北海道へ行ける事に魅力を感じ学会発表する事に決めた。当時の中央研究所分析センターのT課長からもハッパをかけられた、模造紙に筆と墨汁によって8枚の発表用ポスターを作成し予行演習に励んだ、昭和40年頃でガスクロマトグラフ(GC)が国内販売され出してGC-4Aシリーズの発売された頃だったと思う、若く夢もあった。 学会側が参加者へのサービスとして学会ツアーが設定されていたので申込んであった。 発表を終えてすぐに先輩と2人会場を飛び出し、定山渓や登別温泉において秋の温泉を楽しんだ。とても印象が強く今でもリアルに思い出す事が出来る、随分小遣いを使いすぎた事も思い出す。秋の北海道には魅力を感じ機会があればツアーを楽しんだ、その時のバスドライバーの後ろの席に座って ドライバーになった気持ちになって真っ直ぐに延々とつづく北海道の道路に何か心を引かれた、何時かは走って見たいと想い続けていた。 気がつけば75歳も過ぎて車の買い替え更新時期のタイミング時を迎えていた。駐車場のスペースと年齢の事も考え軽車輌に切り替える事にしてダイハツTANTOを購入した。 70歳台の友人の奨めもあって北海道のドライブツアーに心が動いた、10月の北海道は突然の雪で恐ろしい為に9月にして紅葉は少し諦める事にした。 軽車両の長距離ドアライブは少しの不安があったが夏の終わり頃には、79歳に最後の挑戦のチャンスと妻にアピールしやっと同行してくれる事になった。 その後一週間かけて検討した。
 
    計画ドライブルート 前編(赤)

 2)ドライブコースの検討と旅館の予約
 地図に示したコースを作成してみた。 ドライブツアーは無計画に行動できるのが魅力の一つでもあり 一日200~250km移動のドライブを念頭において検討したが同乗者の妻が同意するはずがない。従ってヤフーマップを用いて旅程の詳細を探った、妻の希望も入れながら旅館を選択した。パソコンのインターネット予約は便利になったものであるが相手が見えない操作の為に誤操作で怖い思いもある、そのうちに道順の詳細も決まり 半日緊張した"じゃらんネット”予約に励んだ。PCモニター地図上でのドライブのスタートで旅が始まり それはそれで前準備の楽しみの一つでもある。

   

 3)さあ出発だ
 9月16日、その日がやってきた。


新日本海フェリー すずらん/すいせん仕様


総トン数:17,382トン 
海速力:27.5ノット

全長:224.5m 幅:26m
車両積載台数:乗用車58台
トラック185台
旅客総数613名

(フェリーは物流を主に担当していて旅客の
サービスはおまけのビジネスみたいです)

 フェリーの利用は四国以来で2回目の久しぶりでゆったりの船旅、敦賀から苫小牧東港まで19時間で到着するが、敦賀出航は17日午前0時30分 フェリ-すずらん6Fを予約 安眠出来た、静かな日本海の航行で朝をむかえる。

           
目が覚めたら一面日本海の眺めは雄大である