やれやれこれで膀胱癌が治ったと安心し、心房細動(不整脈)の治療に専念、4月11日に心臓カテーテルアブレーションの手術を受け、一応心房細動も治癒したがしばらくは投薬しながら経過観察となった。その後、念のために受けたPET検査結果で膀胱癌の再発、4月27日、3度目のTURBT手術を受ける(完治したとよろこんだのに・・・・)。3度目の手術後、先生から尿管に異常が見られるので尿管鏡検査をしますと言われ転移が疑われているなと愕然とした。7月12日に尿管鏡検査とLRV(Lazer
Resection with Vaporization YAGレーザでがん細胞を凝固・蒸散)を実施した。手術を担当した先生の話では左右の尿管と右腎盂に腫瘍が見られ、一応レーザで焼灼した。膀胱にも腫瘍が再発していたのでTURBT手術で掻き出した。組織サンプルを抽出して病理検査に回したので、その結果によって後日主任教授から治療方針の説明があると思うと言われた。たまたま同じ病室に4,5年前に同じような経験をした患者がいたので話を聞くと、膀胱癌が治癒したが1年後に再発、転移して尿管・右腎盂癌となり、LRV治療・GC抗がん剤治療を受けたが効果なく、次第に右腎臓の働きが悪くなって摘出。更に1年後に左腎盂癌になり左腎臓の働きが悪くなり今に至っている。もう透析が真近に迫っていると肩を落として話されたのを聞いて、自分もそうなるのではと思うと落ち込んでしまった。7月25日、主任教授から今後の治療方針の説明があった。尿路上皮癌で尿管・腎盂・膀胱にガンが見られる。GC抗がん剤治療を2クール(4週間×2)して効果を再度尿管内視鏡・LRVで検査すると言われた。膀胱癌に治療効果のあるBOAIは尿管や腎盂に転移したがんには適用できない。このまま最悪、両腎臓まで摘出となれば最後は透析となる。膀胱を温存するために先生を頼って転院してきたのに透析となったら何のために転院したのかわからなくなる。透析を避けるためにはどんな治療でも受け入れるから先生の全能力をつぎ込んでがん細胞を体から追い出して欲しいと懇願した。