黄檗山 萬福寺
寛文元(1661)年、中国僧 隠元隆琦により
開創された黄檗宗の大本山。
臨済宗・曹洞宗とならび日本三禅宗の一つにかぞえられる。
創建以来第16代までの歴代住職は、中国から招へいされた僧がつとめ、儀式や法要はすべて中国式でいとなまれる。
約3万㎡にわたる山内敷地に点在する建物は、すべて明代の様式をとりいれたもので、代表的な中国式伽藍として高く評価されている。主な建物23棟、回廊、仏像、掲額などの多くが国宝や重要文化財に指定されている。
また、この寺からはすぐれた禅僧のほかに
茶人として有名な売茶翁高遊外(ばいさおうこうゆうがい)や一切経をひろめた鐵眼(てつげん)など、著名な人物が輩出したことでも知られる。
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