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思いを乗せた動くおもちゃ(ゴム動力車)で小学3~6年の子どもたちが参加
子どもたちが動くおもちゃを製作し,競技を行うことで,「モノづくり」への興味関心を高め,創造性や主体性・社会性を培うことを目的として開催されている「至高の動くおもちゃづくり」トイ・コンテスト グランプリ in KYOTO も今年度で第13回目となりました。
今大会に向け,2,571名の児童が学校の授業やクラブ活動,土曜学習,各家庭等で作品製作に取り組まれ,大会当日には,京都市立京都工学院高等学校を会場に,100校515名もの子どもたちが大会に参加し,レベルの高い熱戦が繰り広げられました。会場には,引率の先生方や応援に駆け付けた保護者の皆様も含め,約1,200名もの方々が来場され,大盛況でした。
大会以外にも,来場者に楽しんでもらうために,欠かせないコーナーとなった「京都モノづくりの殿堂」出展企業(11社)による「モノづくり殿堂がやってきた!」コーナー,京都工学院高等学校の生徒による京都工学院高等学校紹介コーナー,理科実験を体験できるサイエンスコーナー等,充実した内容となりました。
【開会式】
【各部門での競技の様子】
① ビギナー部門(小学校3・4年生が対象)
② レーシング部門(小学校4~6年生が対象)
③ パフォーマンス部門(小学校4~6年生が対象)
第11回大会以来,岩手県陸前高田市の子どもたちがトイ・コンテストに参加しており,今年度はビギナー部門に2名(小学校3年生2名)が作品参加されました。
(※陸前高田市の作品は5・6コースの2作品)
同時に開催された「モノづくりの殿堂がやってきた!」コーナーやサイエンスコーナー等にも多くの来場者が集まりました。サイエンスコーナーでは,三洋化成工業株式会社様が「シャボン玉をつくろう」「どんな絵がでてくるかな」を今年度新たに御出展いただき,来場者は夢中で体験していました。
【「モノづくりの殿堂がやってきた!」コーナー】(敬称略)
【サイエンスコーナー】
【表彰式・閉会式】
平成30年12月1日(土)、「第9回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト全国大会」が開催されました。京都地区からは,9月2日(日)に開催された京都地区大会で優勝した「Eternal Light H.S(エターナル ライト エイチエス)」(中学校1年生,小学校5年生の姉妹2名で構成)が出場いたしました。
京都地区大会の様子は以下のリンクをクリックして下さい。
全国大会の出場が決定した10月以降,全国大会が開催されるまでの間,全9回の創作指導会が実施され,出場者2名は京モノレンジャーの御支援をいただきながら,更に作品の精度を高め,大会中のプレゼンテーションの練習にも懸命に取り組みました。
全国大会では,各都道府県での地区大会(37都道府県,全国594チームが参加)を勝ち抜いた60チームが出場。オリンピックや生き物,地元の特産品等,様々なテーマで作り上げられ,子どもたちの豊かな発想によるアイデアに富んだレベルの高い作品が集まり,そのパフォーマンスに会場から拍手や歓声が上がっていました。
そんな中,京都チームは,鳳凰に導かれ,絶滅危惧種となっているレッドリストの鳥たちが生命の樹に戻ってくる様子を,動力車と山車2両によるからくりパフォーマンスで見事に表現。森林伐採や環境汚染により鳥たちが絶滅しつつある現状を踏まえ,環境問題への取組の重要性についても会場に訴えました。
結果,京都地区代表チームは京都地区では2年連続3回目となる優秀賞(発明協会会長賞)を受賞しました。
昨年度と同様,今回についても,チーム2名の懸命な取組があったことはもちろんのことですが,京モノレンジャーをはじめとする指導者の皆様が2名の活動を支えていただいたことも,非常に大きいものでした。改めて感謝申し上げます。
なお,全国大会の結果については,主催団体である公益社団法人発明協会のHPに掲載されておりますので,こちらを御参照ください。
◎ 優秀賞受賞作品
◎ 全国大会の様子
【全国大会出場チーム(全60チーム)】
全国大会出場チームが決定!
平成30年9月2日(日)、京都まなびの街生き方探究館で、「第8回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト京都地区大会」が開催され、7チーム16名の京(みやこ)少年少女モノづくり倶楽部の部員が参加しました。
本大会は、公益社団法人発明協会が主催する同コンテストの地区大会として開催し、2~3名1チームで課題となる「からくりパフォーマンス・カー」を製作し、その走行の正確性やアイデア等を競うもので、ものづくりの楽しさ、チームワークの大切さを体験させ、柔軟なアイデアや豊かな発想力を引き出し課題に対する問題解決能力を高め、自ら考え行動するチャレンジ精神の育成を図る大会です。
※全国少年少女チャレンジ創造コンテストについては以下発明協会のHPを御参照ください。
今年度は、昨年度のトイ・コンテストや京都市小学生アイデア展の上位入賞を果たした子どもたちも参加し、子どもたちならではの自由な発想で、非常にアイデアに富んだ作品の製作が進められました。創作指導会は5月下旬から開始されましたが、京都地区大会が開催された9月2日(日)までの間、実に20回以上の創作指導会が実施され、子どもたちは懸命に製作に取り組みました。
また、子どもたちと同様に,製作に懸命に御尽力いただいたのが、京(みやこ)モノレンジャーをはじめとする支援者の皆様。今年度は、8名の皆様に御支援いただきました。子どもたちの自由な発想で出されたアイデアを、いかにしてパフォーマンスとして実現するか、長年の御経験をもとに、検討を重ね、具体的なカラクリの仕組みを考え上げ、子どもたちの活動を支えていただきました。
大会前日も懸命に作品を製作し、迎えた大会当日。子どもたちと支援者の皆様の努力の結集である7チームの「からくりパフォーマンス・カー」が集結いたしました。
空想動物によるサーカスや、京都の文化、未来の宇宙探検、妖怪等をテーマに、子どもたちならではの柔軟な発想で作られた作品が、見事パフォーマンスを披露しました。
結果、中学校1年生と小学校5年生の姉妹2名で構成されるチーム「Eternal Light H.S」の「生命の息吹き~集うレッドリストの鳥たち~」という作品が優勝。鳳凰や生命の樹、環境省のレッドリストに登録されている鳥が表現されている壮大な作品となりました。
また、10月に本チームの全国大会への出場が正式に決定。現在、全国大会への入賞を目指して作品のバージョンアップを図っています。
◎ 京都地区大会優勝作品
30年度は,殿堂ブースの改修だけではなく,工房学習でも新たなプログラムが始まりましたので御紹介します。
株式会社島津製作所様「ひかりを調べよう」
30年度の学習から島津製作所様の新たな工房学習プログラム「ひかりを調べよう」が実施されます。
島津様の前プログラム「つよさを調べよう」と同様,「様々な『調べる装置』が人々の暮らしを支えていることを子どもたちに知ってもらい,分析装置の製品開発に関わる人の努力や思いを知るとともに,新しい技術やものづくりに関心をもつ」ことを目的とし,惑星分光観測衛星「ひさき」にも使われている「グレーティング(光を成分毎に分ける部品)」を用いた簡易分光器を製作するプログラムとなっています。
なお製作した分光器を用いて,蛍光灯やLED電球,白熱灯の観察を行い,光の成分を分析する分光器の役割を実感できるプログラムとなっており,分光器については,子どもたちが愛着を持てるよう「ひさき」をモチーフとした型となっております。
「京都モノづくりの殿堂」では、子どもたちがモノづくりへの興味関心を高めるためのより良い環境を整えるため、殿堂協賛企業の皆様の創意工夫により殿堂ブースのリニューアルが順次進められています。
平成30年3月には,30年度の新たな学習に向けて3ブースが全面改修,1ブースが部分改修をされましたので,御紹介します。
【全面改修3社】
株式会社イシダ様
組み合わせ計量器の実機を設置し,ピーマンの模型を用いて,児童が組み合わせ計量のしくみを体験できるコーナーを新設されました。
他にも,組み合わせ計量でしくみ等を説明したモニターを新設された他,パネル展示では,組み合わせ計量のしくみや会社のこれまでの歩みの他,地球の重力を調整し,世界各地のモノの重さを正確に計量するイシダのはかりの技術についても記載されています。
株式会社堀場製作所様
離れた場所のモノの温度を触れずに測定できる「放射温度計」を用いて,装置から発生する温度を測定できる体験コーナーを新設されました。
展示パネルでは,モノから発生する赤外線量を計算することで,離れた場所のモノの温度を測定する放射温度計のしくみの解説の他,創業者である堀場雅夫氏の歴史について少年時代にまでさかのぼり,堀場製作所様が創業にむけ,どのような歩みをされてきたのかを記載されています。
ローム株式会社様
子どもたちが3色で構成されるLEDのしくみを理解しやすいよう,赤・青・緑の光を実際に組み合わせてどのような色ができるのかをタッチパネルで回答するクイズ型の体験ブースが設置されました。
また,パネルでは,「ロームがめざすミライ」と題して,便利で環境に優しい未来を実現する色々な製品について触れられています。もう一つのパネルでは主力製品である「SiC(シリコンカーバイド)」が,電気のムダをなくすため,様々な場面で活躍していることが記載されています。
【部分改修1社】
株式会社村田製作所様
28年度に設置された「ショックセンサ」及び「サーミスタ」に加え,超音波を使って障害物の確認や距離の検出等に活用される「超音波センサ」を用いた新たな体験装置を設置し,体験コーナーのレイアウトやデザインについても変更されました。
「超音波センサ」の体験装置では,手を近づけると,距離によって異なる動物の鳴き声が聞こえる仕組みとなっています。