企業支援の実績
年別企業支援の実績(2023年8月 現在)
年 | 技術改善 | 市場導入 | 知財関連 | 省エネ推進 | 品質管理 | 5S活動 | 小 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2005 | 1 | 2 | 1 | 4 | |||
2006 | 1 | 2 | 3 | ||||
2007 | 1 | 1 | |||||
2008 | 1 | 1 | |||||
2009 | 14 | 14 | |||||
2010 | 1 | 4 | 5 | ||||
2011 | 8 | 3 | 11 | ||||
2012 | 12 | 1 | 13 | ||||
2013 | 9 | 1 | 3 | 13 | |||
2014 | 7 | 2 | 9 | ||||
2015 | 1 | 1 | |||||
2016 | 1 | 2 | 18 | 21 | |||
2017 | 8 | 6 | 14 | ||||
2018 | 4 | 4 | |||||
2019 | 7 | 7 | |||||
2020 | 5 | 5 | |||||
2021 | 4 | 4 | |||||
2022 | 4 | 4 | |||||
2023 | |||||||
小 計 | 38 | 4 | 28 | 34 | 6 | 24 | 134 |
企業支援の事例
支援テーマ | 支援先 | 開始時期 |
---|---|---|
特許出願 | 精密機械加工(京都市) | 2016年10月 |
5S指導会 「5S活動の活性化と定着」*) | 発泡体製造・加工・販売(京都市) | 2016年4月 |
商標出願 | 茅の庇製ーひさしー(京都市) | 2016年2月 |
スライス加工コストの削減*) | 発泡体製造・加工・販売(京都市) F工場 | 2014年1月 |
開発業務サポート*) | 発泡体製造・加工・販売(京都市) | 2013年10月 |
知的財産全般の講演会 | 精密機器製造・販売(京都市) | 2013年5月 |
PE系発泡体の生産改善支援*) | 発泡体製造・加工・販売 | 2013年4月 |
熱圧成形のリードタイム短縮*) | 発泡体製造・加工・販売(京都市) I工場 | 2012年12月 |
【講演会】多品種少量生産におけるTQM | 発泡体製造・加工・販売(京都市) | 2012年6月 |
PE系発泡体の生産改善支援*) | 発泡体製造・加工・販売(京都市) F工場 | 2012年4月 |
商標出願 | 金属加工・小型軽量機器製造(京都市) | 2012年3月 |
PE系発泡体のリードタイム短縮*) | 発泡体製造・加工・販売(京都市) F工場/td> | 2011年6月 |
特許申請の支援 | 特殊繊維機械の製造・販売(京都市) | 2010年12月 |
新製品の市場導入支援 | プラスチック加工メーカー | 2010年11月 |
商標意見書提出の支援 | 特殊繊維機械の製造・販売(京都市) | 2010年9月 |
特許調査 | 着物レンタル・販売(京都市) | 2010年8月 |
商標登録申請の支援 | 飲食店(京都市) | 2010年1月 |
商標登録申請の支援 | 特殊繊維機械の製造・販売(京都市) | 2010年1月 |
商標登録申請の支援 | 呉服製造・卸・小売販売(京都市) | 2009年12月 |
商標登録調査・申請の支援 | 着物レンタル・販売(京都市) | 2009年11月 |
商標登録申請の支援 | 和本制作・販売(京都市) | 2009年10月 |
特許調査 | 製造設備の製造・販売(京都市) | 2009年9月 |
ビジネスモデルの特許申請の支援 | 設備機械・治工具製造(京都市) | 2009年8月 |
特許申請の支援 | バイオ技術のシステム開発・製造(京都市) | 2009年8月 |
商標登録申請の支援 | 着物・帯製造販売(京都市) | 2009年7月 |
新店舗の商標登録申請の支援 | 着物・帯製造販売(京都市) | 2009年6月 |
特許申請の支援 | バイオ技術のシステム開発・製造(京都市) | 2009年6月 |
実用新案申請の支援 | 和装小物製造・販売(京都市) | 2009年6月 |
特許申請の支援 | 精密機械製造・販売(京都市) | 2009年4月 |
商標登録申請の支援 | 友禅染着物販売(京都市) | 2009年4月 |
特許調査 | 特許事務所(京都市) | 2008年10月 |
新製品の市場導入支援 | プラスチック加工メーカー | 2007年11月 |
化学品関連の特許調査 | 化学品開発・販売(京都市) | 2006年12月 |
生産性向上のための品質管理指導 | 印刷通販(京都市) | 2006年8月 |
スタジオ応援グッズの実用新案支援 | 和本制作・販売(京都市) | 2006年7月 |
エポキシ系接着剤の技術指導 | 接着剤開発・販売(南丹市) | 2006年7月 |
FRPによる健康器具の製品開発 | 健康器具開発・販売(京都市) | 2005年10月 |
*) 専門分野の異なる複数メンバーによるグループ支援
企業支援 内容の概要・詳細
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S社支援を終えて
- 支援要請の内容(S社の意向)
- 製造工程等の合理化による生産性のアップ
- 製品物性にブレがない品質の安定化
- 将来的には生産システムの改善を目指す
- 当クラブ(3S-SVC)の支援体制
- S社の支援要請の課題が広範囲に及ぶことから、個人での支援は困難と判断し、専門分野の異なる複数の支援者によるグルーブ支援とした。
支援者名 専 門 分 野 備 考 細川 誠也 高分子化学(発泡成形専門職) リーダー 寺川 勝己 機械系全般 機械部門 技術士 石井 紀 機械工学 秋富 忠至 生産管理・品質管理 - グループ支援について
一般の支援の多くは、当初から支援内容が具体的で明瞭なことから一人の支援者で行うことが多い。
しかし、ある知財関連の支援で2名の知財専門家で支援を行ったところ、1名の支援よりも効率的な支援が可能であった経験がある。
今回の支援は、種々の問題点が複合していると判断され、且つかなり長期にわたる支援が必要と判断されたので、専門分野の異なる4名の体制で支援する方法をとった。
- S社の支援要請の課題が広範囲に及ぶことから、個人での支援は困難と判断し、専門分野の異なる複数の支援者によるグルーブ支援とした。
- 支援方法
- S社は京都市にある本社の他、福井県に福井工場・兵庫県に生野工場・茨城県に石岡工場を有している。
- 事業の改善目標の明確化と支援の具体的な問題把握のため、工場視察を行った。
- 確実な改善のために、「生産改善検討会」を福井工場、生野工場、京都本社での持ち回りでほぼ1回/月の頻度で行った。検討会では「議事録」を必ず残し、次回検討会までに取り組むべき実施内容も明確にした。
- 支援の経緯
- 支援期間、支援テーマ一覧
期 間 対象部署 支 援 テ ー マ 2011/06
↓
2012/03福井工場 PE系発泡体のリードタイム短縮 2012/04
↓
2012/11福井工場 PE系発泡体の生産性改善 2012/06 生産部門
研修会講演会:多品種少量生産におけるTQM 2012/12
↓
2013/09生野工場 熱圧成形のリードタイム短縮 2013/10
↓
2014/09生野工場 熱圧成形のリードタイム短縮 京都本社 開発部門 開発業務サポート 福井工場 加工業務部門 スライス加工コストの削減 2016/04
↓
2017/03生野工場 5S指導会 「5S活動の活性化と定着」 福井工場 - 5S指導会を終えて
- 支援期間、支援テーマ一覧
- まとめ
- 今回の支援の最大の成果はS社の担当者の皆さんが「やればできる」の成功体験を身をもって経験されたことだと思う。
- 品質管理に基づき、目標をクリアするための計画(P)の設定、議論を重ねたうえでの実行(D)とチェック(C)、そのD,Cに基づく綿密なアクション(A)の結果として、当初の目標が達成できたことの実感が、社内全体に広がっていく様子が感じられた。
- 支援者としても、長期にわたるハードな支援であったけれど、一定の成果が得られたと考えている。
尚、本項のカテゴリー「企業支援関連記事」にある「人材を生かせ:S社支援(NHK 京いちにち)」の動画も参照していただけるとより分かり易いと思う。
「人材を活かせ:S社支援」 NHK 京いちにち
中小企業長官賞を受賞(FRPによる健康器具の製品開発)
この度、新現役チャレンジ支援事業・第1回全国フォーラムにおいて、私は「優秀新現役」として全国から選ばれた12名の中の一人になり中小企業庁長官から表彰されました。 これは、昨年まで日本商工会議所の主催で実施していました企業等OB人材マッチング事業において、特に貢献度の高かった人が表彰されたものです。
私が支援しましたのは、京都市のベンチャー企業が将来的に非常に有力視される新製品を開発していましたが、製品化の段階で行き詰まっていた時に助言や援助をしたものです。
近年、健康や美容など向けの多数の機器類や食品が開発され、大きな市場になっています。この会社の機器は、我々が生活している一般の空気より高濃度の酸素を高圧力にした容器の中に人が1時間余り入ることにより、 血液中の酸素が増加し身体の末端まで行きわたることにより細胞の再生を促進して、美容や健康、アンティエイジングに効果のある「高濃度酸素シャワーカプセル」です。 カプセルはFRP(強化プラスチック)製で、出入りが容易な上下分割構造で、会社は数回外注して試作品をつくり検討してきましたが、性能や価格の点で問題があり実用化することが出来ませんでした。 社長はこの当時を振り返り「製品化をあきらめざるを得ないとさえ思った」と言っています。
この頃、発足間もないスリーエス・シニアベンチャークラブを通じて京都商工会議所の「OB人材マッチング事業」に私の名前と専門分野が登録されましたので、社長がこれをみて早速問合わせを行い、 問題点の解決が可能か教えてほしいという依頼がありました。私は試作品をみて外注先が適切でないと考えましたので、この分野で長い経験があり開発・生産体制のある成形メーカーを紹介し発注することになりました。 このメーカーは、自社生産に向いた構造に仕様変更を行って試作し、見事に目標とした性能を満足すると共に製品のコストダウンも達成することに成功しました。
私は現役、退職後の今も長くこのFRP分野に関係している関係から、最適な支援ができたと考えています。他の専門分野にも優秀な多数のOBが登録されていますので、 中小企業の方々は遠慮なくどんなことでも問い合わせ頂けば、必ず何らかのお役に立てると思います。中小企業の人材不足を補うために安価な費用で企業OBが支援することは、 沈滞傾向の目立つ我が国産業の復活のためにも、大きな効果があると考えています。