<IT画文集~私の醍醐味~>  齋藤 鞆音 2/3  

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表  紙古墳&出雲大神宮七 福 神(Ⅱ)散歩・楽しむ

 京丹波・七福神めぐり(Ⅱ) 

     * 耕雲寺  《恵比寿さん》  

 耕雲寺では、丹波七福神の恵比寿大尊天をお祀りしております。  当寺恵比寿さんのご利益は、厄徐(わざわいを除く)攘災(災害を払い除く)、富貴如意(幸福になること思いのまま)であります。  毎年1月15日は恵比寿さんのご縁日で、香華を供え法要を行い、除災と家紋繁栄と萬福を祈祷いたします。
元禄八年(1695)に京都の妙心寺塔頭麟祥院の鰲雲元什和尚を迎えて復興された。その復興には越智駿河守正喬公(春日局の孫)もが関わり、 当山に正喬公の中老子の三幅画軸が伝えられています。
 当山は臨済宗妙心寺派の末寺で、本尊は聖観世音菩薩であります。開創は慶長年間1620年頃でありますが、火災による焼失で開山並びに開基は不詳です。  また当山には石仏があり鎌倉中期の作といわれ、叡山系石佛の流れをくむ弥陀九体仏と不動尊が大日堂に安置されています。

     * 今光寺  《弁財天》  

   当寺でお祀りの弁財天は、インド伝来の善神で琵琶を弾く七福神中唯一の女神であり、 室町末より財福、七珍萬宝を受ける神として信仰された。 ”諸人に 財を弁さえ”福の神 金の光は 心にぞ住む”  金光寺360年前、文覚上人の開基、浄土宗本山知恩院の直末寺院であり、本尊に阿弥陀如来を祀り、他に薬師如来を安置する薬師堂があります。
  浄土宗総本山知恩院の末寺で、承応三年(1654)頃 文覚上人の創建と伝えられる。 本尊は阿弥陀如来像(木像)、両脇に観音菩薩、勢至菩薩、脇壇に善導大師と元祖大師を祀る。 他に天満宮の社と行者堂がある。行者堂には大峰山の岩石役行者、不動明王、地蔵菩薩等の石仏、住吉神社、弁財天等の小さな社を祀っている。

     * 蔵寳寺  《大黒さん》  

 当寺の大黒天は、丹波七福神札所三番の霊場として多くの人達が訪れています。  頭巾をかぶり、左肩に大きな袋をかつぎ、右手には打ち出の小槌を持ち、米俵を踏まえてのふくよかなお姿が大黒天です。 本来は、インドにおける仏教の守り神であり、争いや災いより護る憤怒相の神であったようです。  後に日本においては民族信仰と結びつき五穀を司る神として日常の財政経済を スムーズにし福徳利益をもたらす神様として崇められました。 又、当蔵寳寺は、往古・真言宗の寺であったともいわれていますが、元和二年(1616)京都花園妙心寺の長興院より、 南渓和尚が移住され、開山として再建され禅宗(臨済宗)となり妙心寺の末寺となりました。  現在の本堂は昭和九年に改築されたものです。境内の東北の一角にある薬師堂は、寛延元年 (1748)の創建で、堂内には薬師如来・地蔵菩薩・大黒天の木像が安置され、安産・日除けの霊像と して古くから信仰を集めています。

 

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