理事長挨拶

　この度KSVU理事長に就任しました野々村でございます。

　

　２０２０年年初、国内で確認されたコロナ禍は本年３月からはマスク着用が個人判断となり、また５月には従来の２類から５類に移行され、その制限が緩和される中、私たちの生活もウィズコロナもしくはポストコロナなのか判断しづらい局面ではありますが、多少なりとも平常に戻りつつあるように感じています。

　１９９９年に発足しましたKSVUは今年２５周年を迎え、NPO法人としては１７年目を迎えることになります。発足当時からは企業を取り巻く様々な環境も大きく変化し、また多くの企業で６５歳定年制に移行するなど労働環境も大きく変化しています。それに伴い、もちろん私たちKSVUに対する要望や期待も大きく変化してきています。

　従来から企業支援の中核となっている省エネ活動や未来を担う小学生を対象とした教育支援活動である「京都モノづくりの殿堂・工房」での体験学習はコロナ禍の鎮静化に伴い、継続、また活発化させていくと同時に、コロナ禍で学んだリモートワークなど新たなコミュニケーション方法、在宅勤務など新たな取り組みにも果敢に挑戦しなければならいものと考えています。このような取り組みを強化することで、京都というユニークでグローバルな企業が数多く誕生した地域で活躍してこられた企業OBの皆様方が再びその経験と実力を生かせる一助となることこそがこのKSVUに課せられた責務であると考えています。

　

引続き皆様方の変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。

　

２０２３年６月吉日
理事長　野々村 盟